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今は全然見ない幻のボットン便所

祖父母の家はボットンだったし
テレビもチャンネル回すやつだったし
ボーン!ボーン!って鳴る時計があったし
縁側で風鈴の音を聞きながらスイカを食べる
昭和満載な家だった

そのボットンがめちゃくちゃ恐かった!
中は真っ暗で、どのくらい深いのかも分からない漆黒の闇
落ちたら命はないと思ってたし
薄暗いし、毎回姉や祖母について来てもらうか
ダッシュで行っていた。

そんなダッシュ中にパパはコロッと私の腕から落ちて
パフッと着地

すぐそこにあるように見えるけど
手を伸ばす勇気はない
祖父が色々試してくれたけど
よくよく考えると💩まみれのぬいぐるみを
また可愛がれるか…無理!

渋々諦めたけど
パパはずーっと私を見上げている。
そんなパパに向かって用をたさないといけない😨
呪われると思った
「ごめんなさい。ごめんなさい。」と
謝りながら日に日に沈みゆく姿を見ていた

今思い出してもトラウマ級の怖さよ
あの時のパパの姿は今でもはっきり覚えてる

トイレにぬいぐるみを持ち込むな
これ大事!



そんな昔話は
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